自動車の計器と言うと、多くの人がまず思い浮かべるのはスピードメーターだと思います。続いて燃料計、オドメーター、タコメーター、水温計といったところでしょうか。これらの計器類は、古い車ではダッシュボードに独立して配置されていることが多かったようです。昭和40~50年代の車の広告等に「7連メーター」といったコピーが誇らしげに記載されていたものです。近年のほとんどの車では、これらの計器類はひとつのモジュールに収められ、ひとつのメーターパネルに集中して配置されています。このモジュール化は計器類の視認性の向上、生産性の向上、コストダウン、インパネデザインの洗練等に大きく寄与していますが、その一方で集中したが故のトラブルが発生しています。                                                                                                                               

多くの車で様々な制御にコンピューターを使っていますが、計器類も例外ではなく、自動車各部からの信号をコンピューターに集め、そこから計器のモジュールに送って制御しています。そのため、これら信号を送る経路のどこか、例えばミッション関わる部分に不具合があったとき、シフト位置のインジケーターがつかない、バックのブザーが鳴り続ける、といったトラブルが同時に起こります。そして不具合箇所が特定できず、コンピューター、ハーネス(配線)、メーターモジュールを一式交換するケースも起こり得ます。しかし、だからと言って生産性等のメリットを捨てて昔の独立した計器に戻すことはできないので、こうしたトラブルを考慮した製造工程での品質管理が重要だと言えます。

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